2013年6月29日土曜日

酒蔵リハーサル

今回なぜか全く写真を撮れていない~。


昨日は酒蔵リハ。ミュージシャンの辰巳加奈さん、スタッフも一緒。酒蔵はなかなか手ごわい場所です。いろいろな事が思い通りにはいかないような気がする(苦笑)。かと言って何もしないのがいいかと言えばそうではなくって。

カラダがすごくちっぽけに感じる。空間の圧力にちょっと負けている。あ~、でも勝ち負けでもないのよね。自分の足跡が刻まれていくような、自分の足音に聞き耳をたてるような、身体の呼吸を感じとるような、そんなあり方が出来ないだろうか? sana

2013年6月26日水曜日

変わるとき

「蜜婆」の稽古は後半に来て、がらがらと変わってきています。変わる時はどんどん変わっていっていいのです。ともこさんと私の違いを女性性というフィルターを通して感じています。この違いをぐぐっと私に突き付けてくれること、私もそうすること、お互いそれがもっと必要なんだなって思うのです。ご予約承ってます。
7月6(土)15:30,7(日)14:30。前売り:2,200円@伊丹郷町館酒蔵。


2013年6月8日土曜日

欄干

今更ながら思う。一人ひとりの身体は異なる…と。
身長、体重だけでなく、骨格、骨密度、関節の可動域、筋肉の具合。
それに加えて、慣れ親しんだ身体の癖、動きの癖は古いシミのようにつきまとう。
全くタイプの異なる二人が組んで作品を作っているのだなぁとしみじみ思う。

けれど、この違いがたまらなく面白い。
自分の身体の在り方がよくわかる。
どうしてこのような身体の癖があるのか、動きをするのか、いつからこういう動きを好むようになったのか、その分岐点も辿ることができる。

今日、三条大橋を初めて渡った。
古い木の欄干、欄干をつなぎ止めている十文字の金具。
年月が経って何ともいい味である。

経年や浸水で朽ちた木の風合い、染みついた傷跡、
この手触りが愛おしい。

あと1か月。
橋の基礎工事はできている。
新たな欄干を甘く切なく築いていくよ。


居場所

稽古場を出るときはいつも慌ただしい。
時間ぎりぎりまで粘って踊って、ばたばたと片付けをしていざ退出!
人間慌てていると、頭が真っ白になる。
ドアを開けるときはあんなに大切に持っていた鍵なのに、帰る頃にはその存在をすっかり忘れている。
「ない、ない、ない!」
この子は時々かくれんぼをして自分の存在をアピールする。
本気で無くして無くなって、入れたはずのない自分のかばんに入っていたことがある。

無くなるのは、この子の居場所がないせいだと考えた。




居場所があると落ち着くね。